(認知症を支える家族の会)
*6月の活動は3日(火)の交流会、13日(金)の運営委員会、20日(金)
のコーヒーポット、27日(金)の会報印刷になります。
◎介護についてのお悩みやご相談を語り合う交流会は、事前の申し込みは
不要です。
ご参加ご希望の方は、6月3日(火)直接会場の福祉センター(鎌倉市
御成町)にお越しください。
7月 1日(火) 交 流 会 13:30〜15:30
7月11日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
7月18日(金) コーヒーポット14:00〜15:30
7月29日(火) 会報印刷 9:00〜12:00
8月 5日(火) 交 流 会 13:30〜15:30
8月 8日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
8月22日(金) 会報印刷 9:00〜12:00
8月29日(金) コーヒーポット14:00〜15:30
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2018年9月から、市内全館で「認知症にやさしい本棚」を設置しています。「認知症にやさしい本棚」では「知る」「語る」「利用しやすい」資料を集めて、紹介しています。認知症の病状や介護の体験記はもちろん、当事者の方々が少しでも前向きになれるような資料を集めるよう心掛けています。かまくらりんどうの会の会報も置いてあります。認知症のことで情報をお探しの方に、かまくらりんどうの会をご紹介したこともありました。
館内にはセルフ貸出機(兼 検索機)を設置しています。書架にある本は、ご自身で、職員や他の利用者の目に触れることなく借りることができます。
図書館では、「図書館の自由に関する宣言」にあるとおり、利用者の秘密を守ります。安心してご相談ください。お探しの本などありましたら、お電話やカウンター等でお気軽にお声がけください。市内に所蔵がない本のリクエストは、図書館のホームページでもできます。
認知症への理解を深めるために、9月の「世界アルツハイマー月間」には市役所の関連課と協働して展示を行っています。「認知症のサポートキャラバン」のロバ隊長のぬり絵を市内の幼稚園や保育園の子どもたちや館内利用者がぬってくれたもの、認知症にやさしい本棚にある図書、市の関連チラシやかまくらりんどうの会の会報を展示しています。2024年には地域包括支援センターの方々が認知症に関連する展示物を制作してくださり、全館で掲示しました。多くの人が足を止めて展示をご覧になっていました。子どもからは「認知症ってなんですか?」といった質問もありました。子どもから大人まで関心をよせて、ご覧になっていました。
認知症の当事者の方が住み慣れた地域で過ごすことができるように、当事者やそのご家族のサポートになるような資料や情報を提供するとともに、地域で認知症の理解が深まる一助になるように努めていきます。
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5月のコーヒーポットに初めて参加いたしました。
会報を目にしてから約1年。コーヒーポットって何なのかイマイチよくわかりませんでした。在宅で過ごされている要介護者の方、及びその家族の方が気分転換の外出としてコーヒーポットという所に出向くのかと思っておりましたが違いました。(そのようなケースもあるかと思いますが)
メインは特養で生活されている利用者のお茶会といったところでしょうか。18年も続いているとは驚きです!その間にいろいろなことがあったと思います。このようなイベントを継続されている運営委員の皆様には,本当に頭が下がります。
1時間程度ではありますが、ここには暖かい空気が流れております。このようなイベントの継続に協力していけたならと思っております。
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★コーヒーの香りが漂う中、ご利用者とご家族が卓を囲んで楽しそうにお話されているご様子にいつも心がなごみます。コーヒーポットをやっていてよかった!
★お顔なじみのお客様が何人も。お好きな飲み物もわかります。月に一度お目にかかるのがとても楽しみ。カウンター越しにおしゃべりも弾みます。反対にお顔が見えないと心配。長く続けていればこその思いかもしれません。
★みんなで楽しみにしているよ、ご家族からのお言葉。久しぶりに会えたねという入居者の方同士の笑顔。スタッフも力をいただいて頑張ります!!
★とっても美味しかった、コーヒーおかわりあるかしら?自分が少しでもお役に立てているんだと思える瞬間です。
★いつも施設の方の行き届いたご配慮を感じます。コロナを乗り越えこれから
も長くご一緒出来たらと思います。
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雨にぬれた紫陽花や青葉が鮮やかに目に映えるころになりました。
3日の交流会には、地域包括支援センターの方3名、市民健康課保健師2名、湘南鎌倉医療大学実習生2名、会員8名の参加がありました。
地域包括支援センターの方より市内の「認知症カフェ」の紹介や毎年9月に催されるアルツハイマー月間の催しの紹介がありました。(詳細は、後日広報等に掲載されます。)
「家族介護でやっていけると思っていくうちに症状が進行し、介護が重圧になっていくケースがあるのでは」という投げかけに、専門職より早期発見が重要で、身だしなみが以前と異なる、間違ったゴミ出しをするなど民生委員や地域包括支援センターにつなげる近所の見守りがあるとよいがと話があり、また、介護家族も周囲の方に助けてもらえるように状況を話しておくとよいのでは、親身になって対応してくださる主治医を見つけることも大切などの意見が出ました。実習生からは、「医療現場に入ったら介護家族の体験談が生かせるように頑張っていきたい」と意気込みを伺い、霖雨の中涼やかな風を感じ散会しました。 mm
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風になびく姿と心地よい音色、目と耳で「涼」を感じる風鈴。音を聞くと自然に涼しさを感じます。中国より「占風鐸(せんふうたく)」がもとになっているとされています。唐の時代、この占風鐸は竹林の東西南北に風鐸という青銅の鐘のようなものを吊るし、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占うもので政治判断などが行われていたそうです。
奈良時代、遣唐使によって仏教とともに伝えられたと。その頃は強風は流行病や邪気などの災いを運んでくると考えられ、そこで災いから守ってくれるものとして、お寺の軒の四隅に風鐸が吊るされるようになってきました。当時は青銅製だったので今のような軽やかな音ではなく、鈍く重い音だった。ちなみに「風鈴」の呼び名は平安時代ごろから使われたらしい。
江戸時代に入ると西洋からガラスの文化が伝えられガラス製の風鈴が登場。しかし原料が貴重で職人も少なかったことから高級品でした。その後庶民の手に届くようになると縁側に吊るしました。南西の方角は「裏鬼門」として不吉という考え方もあり、その方位に魔除けとして風鈴を飾ったともいわれています。
今の風鈴は「江戸風鈴」ガラス製の風鈴、チリンチリンと鳴る「南部鉄風鈴」南部鉄器、チーンと高く鳴る「小田原風鈴」銅と錫の合金、長く余韻が残る「明珍火箸風鈴」金属の火箸4本があるそうです。最近ではめったに見たり聞いたりすることはありませんが懐かしいです。
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この3月に、元・姑が入院する愛知県のグループホームを娘(姑にとっては孫)と訪問することができました。姑に会うのは5年ぶりくらいでした。というのは、私は夫と別居していたからです。娘や息子から様子は聞いていたものの会いにはいけませんでした。<以下、姑に「元」は付けないで記します。>
姑は、9人きょうだいの長男に嫁ぎ、義父母と夫(私にとっては舅)に仕えました。夫には7人もの妹がいて義母は娘たちを頼りにしたため、姑は苦労したそうです。だからなのか、ひとり息子の「嫁」となった私を大切にしてくれました。姑は独身の頃から、幼稚園教諭や保育士として働いてきたので、子育てでは大いに助けてもらいました。下の子を出産したときは姑が上京してくれて、家事や子どもの世話をしてくれました。洋裁も得意で、タオルから赤ん坊のよだれかけやかわいい汗取りベストを縫ってくれました。学校で使う防災ずきん袋も、姑にお願いしました。畑仕事にも精を出し、季節の野菜と手作りの保存食が、鉛筆書きのメモを添えて定期的に届きました。私もそれらを余さず使おうと、知恵を絞りました。
帰省時も姑はなかなか座ろうとせず、いつも食卓の脇にバレリーナのように立っていました。毎回、食べきれないほどのおかずが並び、帰りには持たせてくれました。そして「この道具をこの向きでここに置けば、もっと仕事がしやすくなるね」といった生活の工夫を常にしていることにも感心しました。
結婚当初は、のんびりしていた鎌倉の母と比べて、こんなに働き者がいるな
んて!と驚きました。誰にねぎらわれなくても家族のために動き回るなど、私にはできないことです。私は「娘の代わり」にもなれないけれど、遠慮なく甘えさせてもらうことにしました。
私は姑に、夫の愚痴さえ聞いてもらっていました。(苦笑)姑は、「◎◎さん(私)、○○(息子)の育て方が悪かったかね。ごめんね。辛くなったらいつでもうちに来なさいよ〜」と言ってくれました。だから「〇〇さん(夫)ともし離婚しても、お義母さんとは付き合いたいです!」と常々話していました。
そうして結婚25年がたち、ついに私が家を出た後は、「◎◎さんは元気にしとるかね。」といつも娘や息子に聞いていたそうです。
畑に通い、四季の保存食作りを欠かさず、料理を次々と作る。夜は数独をして家計簿をつけるのが日課の姑。認知症から最も遠い人だと家族は思い込んでいましたが、3年ほど前に症状が始まりました。冷蔵庫の中に、買い続けた肉がたまってしまい悪臭を放ち、ケアマネジャーが片付けてくださったとか。息子(夫)が申し込んだ高齢者施設に夫婦で入居して間もない昨年、舅が旅立ちました。施設から葬儀に参加した姑は、私の不在に「◎◎さんは仕事かね。」と聞いたそうです。(間違ってもいませんよね。)
離婚も成立し、娘が関西での学生生活を終える時期になり、やっと面会がかないました。元・嫁という関係が訪問してよいものかと迷いましたが、どの人に相談しても「後で後悔するより、会って来たらいいじゃない。」と言われました。
面会コーナーに現れた姑は、真っ白なおかっぱ頭でした。今はどこも悪いところがないと、終始ニコニコしていました。かねて聞いていた昔の話をたくさんしました。「ここでは何もしとらんよ。」と姑。職員の方からは「いつもお手伝いしてくれて助かっています。」とのこと。何かできることがないかいつも探して、まめに動く。そんな人柄は変わっていないようでした。
「また来てね。」と握手しながら姑。私が(元)嫁であることも、説明すればときどきは、わかってくれました。大部分は、話のよく合う知り合いのような感じだったのかもしれません。
当初の私の目的としては、姑に直接、息子(私からは夫)と別れたことをお話したかったのですが、別居とか離婚とか、そんなことを話題にするのはやめました。
童女のように可愛らしいお義母さん。ここではゆっくりしてください。またそのうち来ます。
付記:施設の職員の方に事情を説明して、了承いただきました。ありがとうございました。
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会報に貼らせていただいておりますスタンプの押された使用済みの記
念切手を集めております。
大きく切り取ってお取り置きいただければ嬉しいです。
たくさん集まりましたら会報に返信用の封筒を入れさせていただ
きますので、ご連絡ください。
会計 石井澄子 0467-45-3953
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梅雨の晴れ間の空の青さが夏らしく輝きを増してきました。そのうちに蝉が鳴き始めることでしょう。これからが暑さの本番です。猛暑は体に応えます。くれぐれもご自愛くださいa.y
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